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サンカヨウ

サンカヨウ。水に触れると花びらが透明になる植物。

映画で知った花の名前。

 

先週「かそけきサンカヨウ」という映画を観てきた。

"かそけき"とある通り、今にも消えてしまいそうなほど、薄い、淡い情景だった。

どういう映画だったかと言われれば、今の私には表現するのが難しいが、青春時代の人間関係が少しずつ変化していくお昼間の薄い陽射しのように優しくて、透明な水のように美しい、そんな物語に感じた。

 

一番印象的だったのは、主人公の陽に好きという気持ちを伝えた相手である陸が、陽の誕生日会で彼女に今の思いを伝えたシーンである。陸は陽のことが好きかどうかは分からないと言っている。ただ、そんなすぐに自分の気持ちをハッキリさせる必要はなくていいこともあるんだなと思った。陸が高校生である今、何をしたいのかがハッキリとはしていないように、少しずつ答えを見つけていけたらいいんではないかと思った。

そのハッキリしない感じが、今の私にはむずがゆく感じてしまったが(笑)

 

サンカヨウという花の存在を私は知らなかった。映画や本などは私の知らないことを教えてくれるので、凄く楽しい。